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ViewNX-i がサポートする色空間について

ViewNX-i がサポートする標準 RGB 色空間

ガンマ 1.8 系

Apple RGB(Windowsの場合はNKApple.icm、Mac OSの場合はNikon Apple RGB 4.0.0)

Adobe Photoshop 4.0以前のバージョンで使用されていたRGB色空間です。各種DTPアプリケーションでも使用されている、Mac OS用モニターの平均的なRGB色空間です。Mac OS上で画像を表示して仕事をする場合に適しており、バージョン5.0以降のAdobe PhotoshopのRGB設定の「Apple RGB」に相当します。

ColorMatch RGB(Windows の場合はNKCMatch.icm、Mac OS の場合はNikon ColorMatch RGB 4.0.0)

Radius社のPressviewモニター用の色空間で、Apple RGBよりもやや色域が広く、特に青の色域が広いのが特徴です。バージョン5.0以降のAdobe PhotoshopのRGB設定の「Color Match RGB」に相当します。

ガンマ 2.2 系

sRGB(Windowsの場合はNKsRGB.icm、Mac OSの場合はNikon sRGB 4.0.0)

ほとんどのWindows用モニターの代表として定義された色空間です。一般的なカラーTVの色空間にも非常に似通っており、近年アメリカで標準となりつつあるデジタルTV放送用色空間でもあります。この色空間を初期設定色空間として使用するハードウェア、ソフトウェアが多く見受けられます。近年Webページ上に貼り付ける画像の標準色空間になりつつあり、スキャンした画像を編集またはプリントせず、そのまま電子画像として使用する目的に適しております。しかし色域が狭く、特に青の色域が狭いのが特徴です。Adobe Photoshop 5.0または5.5におけるRGB設定の「sRGB」、Adobe Photoshop 6.0における「sRGB IEC61966-2.1」に相当します。

Bruce RGB(Windowsの場合はNKBruce.icm、Mac OSの場合はNikon Bruce RGB 4.0.0)

Bruce Fraser氏が定義した色空間です。xy色度図上で「Adobe RGB」のGと「sRGB」のGの間にGの色度を定義し、sRGBの青色色域を広げてSWOP CMYKの色域を包含する色域を実現しています。Bruce RGBのRとBは「Adobe RGB」と一致しています。

NTSC(1953)(Windowsの場合はNKNTSC.icm、Mac OSの場合はNTSC(1953)4.0.0)

National Television Standard Committee(NTSC)で定義されたビデオ色空間で、従来のカラーテレビの標準RGB色空間です。バージョン5.0以降のAdobe PhotoshopのRGB設定の「NTSC(1953)」に相当します。

Adobe RGB(1998)(Windowsの場合はNKAdobe.icm、Mac OSの場合はNikon Adobe RGB(1998)4.0.0)

Adobe Photoshop 5.0で定義された色空間です。sRGBよりもかなり色域が広く、ほとんどのプリンターのCMYK色域を包含しているので、DTP関連の仕事に適しています。Adobe Photoshop 5.0のRGB設定の「SMPTE-240M」、バージョン5.5以降の「Adobe RGB(1998)」に相当します。

CIE RGB(Windowsの場合はNKCIE.icm、Mac OSの場合はNikon CIE RGB 4.0.0)

Commission Internationale d'Eclairage(CIE)で定義された色空間です。色域はかなり広めですが、シアン系の色域が狭いのが特徴です。バージョン5.0以降のAdobe PhotoshopのRGB設定の「CIE RGB」に相当します。

Adobe Wide RGB(Windowsの場合はNKWide.icm、Mac OSの場合はNikon AdobeWide RGB 4.0.0)

Adobe社が定義した可視カラーの大半を表現できる色空間です。しかしこの色空間で定義される色の大半は一般的なモニターやプリンターでは表現できない色となります。バージョン5.0以降のAdobe PhotoshopのRGB設定の「Adobe Wide RGB」に相当します。
以下に各色空間の色域(色再現領域)のxy色度図を示します。三角形が大きいほど広い色域を表します。